ICTと経営 · 17日 7月 2020
ICTと言うのは、Information and Communication Technology(情報通信技術)の略でいわゆるIT(情報技術)とほぼ同じ意味です。ただ、情報はやりとりしてこそ価値が出てくるので、Communicationという要素が強調されている方が適切と考えて、ここではICTという言葉を使っています。 さて、このICTですが、昨今は企業経営の上でも重要だとされています。しかし、いまだに多くの企業で上手く活用されていませんし、活用しようともしていない企業も多くあります。そこで、中小企業のICT活用やその支援に関するセミナーなどの冒頭では、データをもとにして、いかに経営においてICT活用が重要か、どれだけ生産性を向上できるか、といった話がよくされます。データの出典元は、例えば、2018年版中小企業白書だとか、情報通信白書平成30年版だとか、IT人材白書2019だとか。 ただ、正直なところ、そんな話はもういらないのではないかと思います。